百合が原公園は、ライラックが見頃です。

「バラの管理」についての講習会に参加してみました。
(講師:工藤敏博先生)
本を買っても、北海道用の内容ではなかったり、本に書かれていることが理解できなかったり・・・。
説明している言葉もわからなかったりで、本はただの写真集に(^^ゞ
ということで、これは地元の講習会に参加するのが良さそうと参加させて頂きました。
いやー、行って良かったです。
昨年初めてバラを植え、病害虫にもやられ、越冬も失敗。
良く考えれば、その失敗があったので、やらなければいけないという気も起り、先生のお話しを聞いて、そういうことなんだぁと、理解できることもありました。
では、以下自分用の覚え書きです。(私のメモより)

繰り返し咲きは、札幌では花が3回 可能。
・咲いた花を切ることで、脇芽が伸びて、次の花が開く。
一番花 6月下旬~7月上旬
二番花 7月下旬 (7月中に!)
・通常はお盆頃…でも避ける
夜温が暑すぎると色が出ない。暑いと花持ちが悪い。
三番花 9月中旬~10月中旬(開花期は広がる)
・二番花以降は品種の特性が出る
※ 1番花を早く咲かせる為には! ~ 早く芽出しさせること。
→早く雪が溶けると良い。(1週間でも早く) *氷・雪割りをする。
・雪溶け後の剪定で、雪溶けが遅い年は浅切りすると早く咲く。
・札幌はGW頃剪定し、化成肥料をあげる。

肥料について
・1回目の肥料(芽出しの肥料)は、早めに!
化成肥料(8-8-8)を1握り回りに混ぜる。
・肥料は7月までに。(暑い時の肥料はダメ)
・1番花の時に肥料をあげた次は、9月頃のカリ肥料。
・8月下旬、9月中旬は、カリ肥料を分けてあげる。
2~3回×5g(木を固くし冬を迎える!)
・6.9.10月が肥料の吸収が良い。(9.10月はあげない)
秋に肥料をあげ、元気になって伸びることで、
凍害(春に枝が黒くなる)を起こしやすい。

長くバラを育てていくにあたって
・枝が入れ替って、50~100年生きることもある。
~ 新しい枝に更新させることが大切!!
・シュート(新梢)は咲かさず、来年咲かすのに、ツボミを摘む!
(ツボミが大豆くらいの大きさで、手で取る。
長くしたいので、切戻すことはない。)
・7月下旬までに、シュートをとめるようにする。
(シュートは7月発生が多い)
8月下旬に再チェックし、あれば手で取る。
株元の10cm程の細い枝も取る。
・シュートは大切。折らないように。(間引くことはない)
・シュートが、次の枝となり、古い枝と更新できる。
・シュートは水分の固まりで、凍害を起こす。
(止めてから、冬までの間は60日はいる。)

薬剤について
・薬剤を使わない育て方が主流(本州では難しい)
ニームオイル、木酢液、キトサン、ニンニクエキス、ボトキラーなど
・その年は、1つのもので統一する。
・雨が降ると、病害虫が出る。(高温多湿)
・病害虫が出てからではなく、前もって予防すること!
・5月中旬~9月中・下旬まで、週1薬剤散布日にするとよい。
(無農薬の薬剤)
・年2回(休眠期) ①11月の冬囲い前 ②4-5月
石灰硫黄合剤10倍をかけた上で、ニームやボトキラーをかける。
・コンパニオンプランツの活用 ~ ミント(和ハッカ)、ラベンダーなど
・アブラムシは、枝先・シュートに着くので、先だけ確認するとわかる。
スプレー式の薬剤で、スポット散布すると良い(耐性は付かない)
・害虫は捕殺が確実。

今の時期にすること
・枝すかし、枝抜きをする
・中側にある弱い枝のものは咲かさず、切る。(暑くなる前に)
・余計な枝は病気の元。裏側の見えない場所の枝は切っても良い。
・下から15cm程の葉は取る。(状態の良いもの・・弱い枝のではない)
* 但し、葉の少ないものは、取らない方が良い
* 2年はハサミを入れない。(つるバラは3年)

植え床作り (
こちらのような図を書かれていました)
・動物性と植物性の堆肥を混ぜて使う。
・動物性~牛糞か馬糞
*鶏糞はダメ(肥料分が高すぎる)
・植物性~腐葉土、ピートモス、パーク堆肥、
もみがら堆肥
・掘った下(心土の下)を、引っかき砕石を敷くと良い。
・3~4割腐植を入れる。(20cm程)混ぜたら踏む。
・天地返しの上の方にも10%の腐植を混ぜる。

他
・HT(ハイブリットティー) ~ 開花は良いが、耐寒性が弱い。
・地植えは7月上旬迄にし、冬前にしっかり根着かせる。
今年2年目を迎えるバラと、購入した1年目のバラ。
今度こそ、しっかり越冬できる状態にして、来年はきれいなバラを咲かせたいです!
3回の講習のblog内記事
6月9日 1回目 バラの管理 (この記事)
6月30日 2回目 バラの花後管理
こちら 10月6日 3回目 冬囲い
こちら ※ 3回分の記事(一度に表示)
こちら
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